研究活動

この事業の趣旨

2012年より、ムスリム(イスラム教徒)のハラール食文化について調査研究をおこなっています。調査結果から、彼らのハラール概念と和食文化は“身体に良い・清浄”ということで通底しています。この前提を踏まえて、京都外国語大学はマレーシア科学大学と共同で“和食弁当のハラール化実験”や関西圏の中食(おかず・おやつ)調査を実施してきました。ハラールは宗教的教義からアプローチすれば多様で難解なものとなります。結局、ムスリムでない者が知識だけでハラールの是非を判断すればリスクを伴うことになります。したがって彼らが安心を担保できる方法は、情報の開示とムスリム自身の判断であると考えています。今般の事業では、ムスリムをマレーシアから招聘し、京都市でムスリムに親和性の高い和食堂や和菓子の店舗、小物店などを探索調査します。その際、店舗事業者の許可が得られれば、「ムスリムフレンドリー・ロゴマーク(MFL)」を貼付させて頂きます。この情報は多言語化(英語・マレー語)して即時にGPSと連動し、web上の地図情報に反映していきます。web情報では、ブログでムスリムの推薦コメントや写真などを公開します。

この事業の目的

 アセアン新興国から中間所得層ムスリムの訪京が増加しています。しかし、現在の京都にはこの層の購買意欲をそそるハラール・フレンドリーな情報が少ないということがあります。出来るだけ多くの情報を伝え、その情報を視覚化することにより訪問先が増え、商店街などの活性化も期待できます。平熱の京都を味わってもらい、そして京都文化の持ち帰りを促進することで、ムスリムブームから安定したムスリムマーケットへの転換を目指しています。

研究助成

京都外国語大学共同研究基金・京都市産学公連携機