ハラールについて

イスラム法で“許されたもの”を意味します。

  • イスラム法で禁止された獣類あるいはその成分を含まないもの。また、イスラム法に則り食用とされ屠殺されたもの。
  • イスラム法で不浄のものとされている如何なる物質も含まないもの。
  • イスラム法で不浄とされているものとの混入や混入の可能性を避ける為、不浄なものに使用された可能性のある食器や調理器具、あるいはそれらによって調理、加工、提供されないもの。

<イスラム法で不浄とされる代表的なもの> 豚、犬あるいは捕食のために牙や爪を持つもの。 イスラム社会で殺生してもよいとされているネズミ・サソリ・カラス・ムカデ・蛇などの類。あるいは蟻・蜂・キツツキ・ツバメ・蜘蛛。イスラム社会で嫌悪の対象になるハエ・ウジの類。 一方、ハラールは「身体にいいもの」という意味もあり、魚・野菜・米を主材料にした、「伝統的和食」と食に対する考えは共通しています。 <ムスリムフレンド京弁当に再度挑戦!>  2012年の研究活動で京都外国語大学の学生とマレーシア科学大学の学生との協働で、「ハラール弁当創生事業」をおこないました。この結果、招聘したマレーシアの学生さんのこだわりは、味の濃さやスパイシーさという味覚の強さでした。この問題は唐辛子などの薬味を好みに合わせてトッピングすることで解決しました。 また、「味醂」の使用について意見が大きく分かれました。味醂は「調味料」?それとも「お酒」?という議論です。結局、和食では調味料として添加し、「旨み」を引き出すものとして使用すると説明しました。アルコール残量については舌で味わってアルコール成分を感じるかどうかという個人の知覚の差で判断するしかありません。 今回、2014年度は前回の経験から、「ハラール」という言葉は誤解を招く懸念があり、「ムスリムフレンド京弁当」というネーミングで再度挑戦しました。実習では、調理の先生にご指導いただき、「おばんざい」と「かやくごはん」を中心に弁当各種を創作しました。味覚の強さに関しては同様の個人差がありましたが、マレーシアの学生さんにも大変好評でこの挑戦は大成功でした。 <調理実習をとおして>  和食に使用される「味醂」については、「旨み」を引き出す調味料として認識をして頂くことが大切です。科学的にアルコール残量を提示するという考え方もありますが、和食についてはその考え方を取り入れることは非常にハードルが高いものです。したがって自分の味覚で判断して、摂取するか否かはムスリム自身の判断に任せるしかありません。  このサイトでは「味醂」の使用について、調味料として使用され、ムスリムの知覚でアルコール成分を感じないという前提で、「ムスリムフレンドリー店舗」として紹介しています。